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【たかいよしかずブログ/第7回】企画がポシャっても心配いりません。

たかいよしかず

さて、始まりました。たかいよしかずのブログ第7回。

 

怪談レストランのネタは前回で終わらせるつもりにしていたのですが(笑)

よく考えたら、アニメ化・映画化の話もあったな〜〜〜っと。

というわけで今回も怪談レストランネタ行っちゃいます。

 

アニメ化になった時のポスターです

🄫松谷みよ子・怪談レストランTEAM/テレビ朝日・電通・東映アニメーション

 

 

そもそも、なぜアニメ化かということなのですが、ちょうど30巻くらいのところで、とにかく人気があるシリーズということがわかってきました。

 

実は、高校生の頃にアニメーターになりたいという夢があり、大学2回生の時には東京のアニメのプロダクションさんに見学に行かせてもらったことがあります。その頃は今のようにネットもなく、アニメージュというアニメ雑誌で住所など調べて何社かに手紙を送りました。

その中で東京ムービーさんという、「ベルサイユのばら」を作っておられた会社さんから「来てもいいですよ」というお返事をいただき、夏休みに友達と一緒に東京に行きました。

東京ムービーさんでは、たまたま仕事が一段落していたのか、動画担当のお兄さんが僕の前に2〜3センチぐらいの紙の束を持ってきて、パラパララ〜と紙をくって見せてくれました。もう何が動いていたかは忘れてしまったのですが、そのお兄さん曰く「う〜〜〜ん。これで2秒かな3秒かな?」と!?それを聞いた瞬間「僕にはムリ!!」。絵が書くのが好きだと思っていましたが「そこまで根気は無いな」と思いました。

その後、学校で調べたところイラストレーターという、1枚絵を描けば勝負できる世界があると知って、それを目指すことにしました。

 

 

ちょっと話が長くなりましたが、アニメ化に対しては、とてもやりたいという想いがありました。

その頃にお世話になっていたキャラクターなどを管理していただいていた会社の方に「今ものすごく売れてる作品なんで、アニメ化できませんかね?」と相談したところ、「じゃあ、制作プロダクションさんを探してあげましょう」と、実はすぐに見つかっていたんです。

 

でも、その会社さんが20分くらいのパイロットフィルムを作って色々なところに制作費を出してもらうように営業をしてくれたのですが、タイミングが悪かったのか、なかなか決まらず契約期間が切れて、結局その時はポシャってしまいました。

 

その後、アニメ化の話は回りに回り、たまたまテレビの1時間枠を持っておられた東映アニメーションさんに企画が届きました。

1時間枠のうち30分はリロアンドスティッチのアニメに。後の30分何をしようか?と検討されていた絶妙のタイミングという事もあり、制作会社は東映アニメーションさんに決まりました。しかも時間枠も持っているということで『スポンサー無し状態』でアニメ制作にGOがかかり、急加速で話が動きだしました。更に!東映さんが作るならと電通さんやバンダイさんが出資をしていただき、テレビ放映の話があっという間に決まりました。

 

アニメは全23話で、そのあと実写とアニメの合成の映画が1本作られ、本当はその映画が当たればパート2もあったかもしれないのですが、思ったより収益が上がらず2本目の話はたちぎれになりました。残念!でも1本目の映画には名だたる俳優さんが出演してくださり、そのプレス発表会に僕も呼んでいただきました。剛力彩芽さんやアンガールズの田中さん山根さん、片桐はいりさんや、西村雅彦さん、目の前でそんなにたくさんの芸能人を見たことがなかったので感動しました。(笑)

 

 

今回のポイント 企画がポシャっても心配いりません。もっといい条件の仕事が舞い込みます!!(笑)

 

 

 

映画化になった時のポスターです。

🄫 2010劇場版「怪談レストラン」制作委員会