うまくいかない育児の分担を解決せよ!
(株)育児企画
「ママじゃないとやらない」
「パパじゃないと泣く」
「家事もやらなきゃいけないのに・・・」
「全部私がやってる気がする」
世の親御さんが困っているようだ。お前たち出番だ!
うちは、やっぱりママ好きで夕食の準備中にママ遊んで!ご飯食べ終わったら、遊んで遊んで! 僕が相手しようとしてもママじゃなきゃイヤで全く言うこと聞かず。結果、妻は毎晩冷たい味噌汁をすすってます…
うちの娘は、パパ大好きっ子。とくに寝かしつけが大変。パパだと5分で寝るのに、私だと1時間くらいかかっちゃう・・・。
確かに育児が分担できたら家事の負担も軽くなるよねぇ
家事!?育児じゃなくて!?
育児してる時って大体家事が同時進行してない?だから大変なんだと思う
確かに!!! 当たり前だけどなんか言われるまで気づかなかった!
ちなみに家事と育児ってどれくらいあるんかな?怖いけどちょっとリストアップしてみる?
(緑が育児、オレンジが育児と連動している家事)
全員:おえええええええええええ
これはえぐい、、、ワンオペで全部やってる人尊敬するわ…
うん、これ見ると萎えるから、まずは育児と連動してる家事だけピックアップして分担できたらいいかも
育児に関しては決め付けるのではなく、子どもにどちらとやるか選ばせたいなぁ
なんか子どもが楽しく、パパとママをどっちと一緒にやるかを選べるシートみたいものはどうかな?
ん〜、こんな感じ? ざっと作ってみた
パパ、ママには、それぞれに5つのライフがあって、全てのライフを使い切ったらそこで育児は終了。
例えば、ママが大好きな子は、先にママのライフがなくなるから「もうママのライフないから、歯磨きはパパとやってね!」という感じで、楽しく「我慢と忍耐」が身につくシートにもなる!?
育児の項目が選ばれなかった方は、代わりに家事をやるという使い方ですね
よし、じゃあ早速各々検証してみるか!
「パパママどっちシート」を我が子にお試し!
●ムスメ2歳
「お父さんとお母さん、どっちとやる?」と聞く以前に、「シール、はる〜!」の一点張り。結局ママが大好きなので、ほぼママが育児を担当。後半は、パパのシールがたまたま余っていたので、消去法で「お片づけ」はお父さんとやるという結果に。
2歳児には、まだ理解できないシートでした。でも、このシートがあったので、妻が育児をしている間に料理以外の家事はやらねば! という意識は高くなりました。
●ムスコ2歳
朝起きてシートを見たら、すでに全てのシールが貼られていた!!2歳児にとっては、パパとママのライフなどまったく関係なく、ただただ「シールたのしー!」と貼ったことで、パパの育児タスクが・・・。
1日のタスクが決められてしまったので、この既成事実に従ってやるのみ。でも、YSK同様、これをやるんだという意識は強くなった。奥さんは育児項目にシールを貼られてないだけで、その裏で家事をやってくれているから、育児と家事どっちが楽とかじゃないんだなと思った。
●ムスメ2歳、ムスコ6歳
ムスメ2歳
まだ意味は理解できなかったようで、パパとママ両方にシールを貼ってしまう。その後、午後のお昼寝からなんと翌朝まで熟睡となり、強制終了!
ムスコ6歳
シートの主旨も理解し、自分で各項目をちゃんと選んで貼った理想に近い結果に。しかし、その裏側では一番上のお兄ちゃんの宿命とも言える、切なく可愛いエピソードが…
最初、パパとお着替えしたい!ママと遊びたい!とシールを貼ってくれたけど、下の子たちの世話に追われてしまって、本人の希望はほとんど叶えてあげられず、そのままシートは放置。翌朝シートを見たら、最後の「ねんね」の項目にママのシールが貼られていて、なんだかキュンとしてしまった。
●ムスメ5歳
「全部一度に自分で貼りたい!」となり、パパとやりたい項目を優先して、パパのシールを使い切る。たまに、「ママも貼ってあげようかな~」という5歳児の同情が入るが、ママのシールが余る結果に。
まず、シートの赤黒の題字がプリキュアの悪役カラーと似ていたらしく、「きもちわるーい!」とテンションガタ落ち。貼った後は、「これ通りにやるなんてつまんない!」と終始不評でした・・・。
●ムスメ4歳
シートの結果よりも気になるのは、パパが育児の合間に何をしていたかのメモ。「まだねてる」や何をしているのかわからない「不明」など、パパの行動にチクリとさせるFUFUの記録が…。
パパとママ、どっちとやるかを自分で選んでいるけど、ムスメは、一人で遊んだり、いろいろ自分でやってくれて手がかからないので、我慢と忍耐には繋がらなかったかな。家事の分担も普段の休日とあまり変わらなかった…。
パパ・ママと一緒にできる回数に上限を設け、子どもに我慢と忍耐を身につける発想は面白かった。シートは視覚的にわかりやすくする、全部ひらがな表記にするなど改良の余地がありそうだな。親にとっては、パパママの仕事分担が明確になり、お互いの家事育児への感謝や歩み寄りの気持ちが生まれるきっかけになったのでは。
「パパママどっちシート」は、ここからダウンロード可能
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